最新型乳業用クラリファイア エコクリーン (ecoclean)
乳業用クラリファイア/清浄機
牛乳は栄養価が高いためしっかりと管理しなければすぐに腐敗します。
そのため搾乳された牛乳は適切な温度等の管理を行い、また、牛の体細胞などの異物を取り除くことが大切です。
極少量であればフィルタでの除去も可能ですが何トンもの牛乳を処理する場合はフィルタが目詰まりを起こしたり、万一、フィルタが破損した場合は異物除去できません。
そのためクラリファイアと呼ばれる遠心分離機が広く採用されています。
高速回転している容器(回転体)の中に牛乳を供給すると比重の大きな異物は外側に堆積し、異物が浄化された牛乳は内側に流れ機械に内蔵されたポンプにて連続的に機外に吐出されます。
堆積した異物はタイマー設定により間欠的に機外に排出されます。
クラリファイアの課題として異物排出時の牛乳の損失があげられます。最新のGEA製クラリファイアは異物排出時に回転体内の全容量ではなく一部の牛乳を回転体に残すことができるため大切な牛乳の損失を削減します。
この削減は異物排出方法の改善により素早く回転体の開閉を行うことで可能になりました。
また、高速回転機機械のため定期的な整備がとても重要です。
従来の遠心分離機は水平方向に取り付けた電動機の動力をギアにより回転体をのせた縦軸に伝えていました。しかし、ギアでのエネルギー損失や定期的なギアアッセンブリの交換が必要でした。
GEAではギア駆動に代わりベルト駆動とすることでエネルギー効率を上げ(当社比15%改善)、ギアを無くすことでメンテナンスコストの削減にも成功しています。